麻黄湯 マオウトウ

一般的には、カゼのひき始めでゾクゾク寒気がし、発熱やふしぶしの痛み、痛頭などをともなうときに用いる漢方薬が麻黄湯です。


発汗作用があり、体の熱や腫れ、あるいは痛みを発散して治します。病気の初期で、まだ体力が十分ある人に適します。


そのほか、鼻づまり、関節リウマチ、喘息などにも適応しますが、体の弱っている人には不向きです。

【配合生薬】
麻黄(まおう):4~5g、杏仁(きょうにん):4~5g、桂皮(けいひ):3~4g、甘草(かんぞう):1.5~2g

 

1892年に長井長義が麻黄からエフュドリンを発見。

麻黄と桂皮は発汗・発散作用をもつ代表的な生薬で、病因を発散して追い出すような働きをします。また、麻黄には薬理的にも重要な役割をする交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれ、この成分は、西洋医学の気管支拡張薬と同様の作用を示し、咳やゼイゼイする喘鳴をおさえます。
さらにこれに、鎮咳・去痰作用のある杏仁、緩和作用をもつ甘草が加わり、これらの相乗効果で、よりよい効果を発揮します。

 

【適応症】
比較的体力の充実した人で、悪寒、発熱、頭痛、関節痛などの症状がみられる場合の風邪、鎮痛・鎮静作用、頭痛があり、身体のふしぶしが痛い、鼻かぜ、インフルエンザ、喘息、関節リウマチなどに用いられます。

 

【使用上の注意】
 発疹やかゆみなどの過敏症状が現れることがあります。胃腸の弱い人、体力の衰えている人、心臓に病気のある人の服用は慎重を要します。
体がひどく弱っている「著しい虚証」の人、また発汗の多い人には向きません。胃腸の調子が悪い人も慎重に用いるようにします。
麻黄には、心臓や血管に負担をかける交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれます。そのため、高血圧や心臓病、脳卒中既往など、循環器系に病気のある人は慎重に用いる必要があります。

直葬・天国への引越