寝具について

良い睡眠を得るために必要な物として、寝具に目を向けて下さい。
同時に、部屋にも気を遣って下さい。

 

出来る限りの満足が得られる、広さ・湿度・温度・音・光・色彩・香り・安心出来る所等が快適な部屋の条件になりますが、全部揃うことは無理なので、自己流のベストを作成して下さい。


快適な寝床内は温度33℃湿度50%といわれています。

管理人として、すぐに思うのは、体温調節のため一晩でコップ一杯の汗をかくといわれている所から、簡単に湿気やムレを防ぐスノコベッド。
そして、防ダニ・抗菌・防臭加工の寝具という所です。

 

敷き布団のポイント
保湿性・吸透湿性・放湿性・快適支持性・クッション性・体圧分布etc.

敷ふとん(ベッド・マットレス)が睡眠の質を大きく左右します。
理想的な寝姿勢は直立した状態といわれ、背骨はゆるやかなS字カーブとなっていますが、このS字カーブを寝たときにも正しい姿勢で保持することが大切です。
背骨には体を司る多くの神経が通っていますから、正しい寝姿勢をとることは非常に大切になります。

 

また、ただ単に硬くて背骨を正しく支えるだけでなく、体圧分散することで体全体で支えることが大切ともいわれていますが、健康の為には出来るだけ薄い敷き布団という意見も多くあります(特に整体関係では)

 

人間の体の根本は骨格で、骨が体を守っているので、骨が物に当たっても折れたり亀裂が入らない限り、寝る時に背中の骨が物に当たって痛くても、10日もすれば体がなじむので、体には関係がなく、その人の今までの寝方が悪くふだん姿勢が悪いと判断する話もあります。


固い所で寝ますと、骨が当たって神経や血管が圧迫を受けないので寝ている間に疲れを除去し、病気を治癒いたします。
あくまで自己責任で、こちらが正しいと思ったら実行してみてください。
必ず何か効果は出てきます。

この説では、枕は絶対座ふとん以下の高さで、赤ちゃんからお年寄りまで年齢に関係ないとの事。


枕のポイント
頭と頸椎部分(首筋)の自然な湾曲を保ち、すきまをピッタリと安定感を持って埋める枕が理想。

①高さ
高すぎると首が曲がって気道も圧迫され、背中が浮き、後頭部から首、肩にかけての血行が悪くなり首筋や肩がこる原因になります。
低すぎると頸椎への負担が大きく、舌がのどの奥に落ち込んで気道を狭くし、いびきの原因になり、血圧を上げたりする事もあります。

基本は頸椎を自然に支える高さがポイントです。

②硬さ
硬すぎると、接触面積が少なくなり、後頭部だけで支えるので首筋が安定せず、長時間になると眠りの中枢が刺激され目を覚ましやすくなる。
柔らかさとして、40%以上頭が沈み込む場合、頭や首が支えられず寝姿勢が不安定になる。理想としては頭が20%沈み込む位が適当とされています。

③大きさ
人は一晩に20回以上寝返りを打つ為、寝返りを打っても頭が落ちずに肩先までしっかり保温してくれる大きさが理想である。このサイズは幅60㎝以上奥行き40㎝以上を目安にしてください。。

④素材
頭部は脇の下と並び、もっとも皮膚体温の高い場所で、頭寒足熱は安眠のキーワードでもあるが、頭部は体温より5℃前後低めに保つのが理想とされています。

 

コンフォレル(やわらかめ) 洗える粒状のポリエステルわた
フェザー(やわらかめ)   水鳥のスモールフェザー
低反発ウレタンフォーム
シンセビーズ        へたりにくい特殊形状ポリエチレンパイプ素材
エアセル          通気性に優れたポリエチレンのパイプ素材
トリプル加工そば殻     接触冷感がよく、放熱性に優れた物
ひのきチップ(かため)   ひのきのフィットンチッド(芳香物質)を利用
備長炭パイプ(かため)   硬質ポリエチレン樹脂素材に備長炭の粉末を練り込んだ物

掛け布団のポイント
保湿性・吸透湿性・放湿性・かさ高性・フィット性・軽さetc.
     
掛け布団は重ねるのではなく、体の周りの空気を逃がさないようにする事が大切。
掛け布団は、軽さやフィット性(羽毛を充填した物がよい)
掛け布団の中の理想的な詰め物は水鳥から採れる天然素材の羽毛で、膨張・収縮・吸湿 発散・撥水作用を外気の変化に自動的に合わしてくれる。
羽毛は主にグース(がちょう)やダック(かも)から採取し胸の辺りに密生するダウン 腹の辺りに密生するスモールフェザー(小羽根)フェザー(羽根)の3種類がある。

 

羽毛布団は主に
ダウン
1羽のグースから10g程度しか採れないもので、タンポポの綿毛のような形で抜群の保 温性を誇る。
スモールフェザー
小さくて柔らかい羽根で、ダウンと混合することで弾力性を発揮する。

 

羽毛布団の選び方
①ダウンとスモールフェザーの混合率
羽毛布団の善し悪しはダウンとスモールフェザーの混合率で決まりダウンの混合率が高いほど保温性が良くなる。ダウン混合率50%以上を羽毛布団、スモールフェザー50%以上を羽根布団と読んで区別している。

②羽毛の採れた場所
羽毛の品質は寒い地方で育った水鳥の方が高級品で、中でもポーランドやハンガリーなどの東欧諸国が良質の羽毛の原産国である。
尚、中国は南北の寒暖差が激しいので、産地の位置確認が必要。

③採取方法
一般的に「マシーンピック」という食肉用のダックやグースを機械で採取する。
次に「ハンドピック」という人の手で採取すると品質が安定する。
次に「ライフピック」という一定期間以上飼育された水鳥から。生きたまま手で採取する方法が、品質・価格からいって最高となる。

④精製工程
羽毛は動物性の天然素材であるので、ごみや汚れや動物の臭いもある為「除塵」「洗浄」「選別」の工程がある。「洗浄」の工程で抗菌加工などでカビや悪臭を防止する物も増えている。

⑤キルティングについて
日本のように湿度が多い場合、羽毛が湿気を含み一ヵ所にまとまる事がある為、立体的なキルティングが施されている。さらに小さなボックス型の構造の物もある。

⑥側地の素材
羽毛が外に出ないように、高密度の綿100%で織られた生地で羽毛防出加工がされる。

通常ヒトの体重は右図のように、胸と腰、すなわちボディで8割近い体重がかかります。その状態で硬い敷の上に寝ると、特定の場所に体重がかかってしまいます。この状態が長く続く寝たきりだと、その部分が鬱血し床ずれが起こるのです。それを下図のように全体に体圧分散して支えるようにすると、負担が少なくリラックスできるのです。

 

その他として…

朝起きた布団は出来れば2時間はたたまないで、そのままに。

かなりの汗をかいているので、すぐに上げると押入に湿気がそのまま入ります。

押入には出来れば、スノコを引いて、空気の通りをよくして下さい。
布団干しはまめに。(太陽にしっかり当てましょう)

 

寝返り
血液の循環を促す為、一晩に20回以上あらわれるが健康な人ほどよく動く。
という事でベッドの場合、出来ればシングルサイズはセミダブルサイズを。

 

筋肉
睡眠中筋肉は弛緩し、レム睡眠はノンレム睡眠より緊張がとれ筋肉の疲労がとれる。

 

電気毛布
基本的には、このたぐいの物は全面否定で、寒い時は体を温めてから寝る習慣を。
自分の体温で布団の中を暖めないと、体の機能が低下します。

 

防寒具としての商品
NASAが開発した保温技術を応用した1㎜という薄さで、外気を遮断、体温を反射して温めるもので、マイナス10℃の環境で体感温度23℃を維持可能の製品。(キャンプにもよい)
体から発生した赤外線を反射して体温を逃さない。

直葬・天国への引越