にんにく

万能薬として科学的な裏づけもあることから、重宝されてきたにんにく。
殺菌力のあるアリシン、栄養価のあるスコルジニン。
紀元前1300年頃に、ピラミッド建設に従事した奴隷たちがにんにくを食していたことが有名ですが、労働者以外にも衰弱や頭痛等、滋養強壮に使われていた記録が残っています。


日本にはインド、中国を経て奈良時代に伝わりました。

世界には50種以上のにんにくがありますが、大別すると寒地系と暖地系に分けることが出来、日本でも関東を境に北は寒地系のにんにく、南は暖地系のにんにくに分かれます。
寒地系のにんにくは暖地では生育不良になり上手く育つことが出来ません。その逆もまた同様。

 

にんにくが美味しい季節は旬の7月から8月です。
定期的に食べる習慣をつけて、健康維持に役立てて下さい。

 

にんにくはイメージとは違いけっこう腐りやすく、また発芽時期では芽が出たりします。芽が出たにんにくは芽に栄養分がとられるため、栄養成分も抜けてしまいます。
少量を購入し、定期的に使い切るのが理想的ですが、長期で保存する場合は、にんにくをラップでつつんで冷蔵庫に入れておくのが良いでしょう。

にんにく料理の注意点としては、にんにくを180度以上に加熱すると、有効成分の一部は消滅してしまうので、効力を落とさずに食べやすくするには、漬けるのが一番かと思います。

 

①にんにくの醤油漬け
にんにくは小片にほぐして皮をむき、広口の保存瓶に入れ、にんにくを醤油に漬けて密封。
冷暗所に保存。2・3ヶ月で大丈夫。
そのままでも食べられますが、きざんで炒め物などの料理に入れて使用、残ったつけ醤油も、そのまま使用出来ます。

 

②にんにくのハチミツ漬け
にんにくは小片にほぐして皮をむき、広口の保存瓶に入れ、にんにくをハチミツに漬けて保存。
ハチミツは翌日から使用出来ますが、にんにくの方は半年ぐらいたって、あめ色になってからがおいしいです。


その他に、みそ漬けや酢漬けも同じ要領で手軽に出来ます。

自分がよく作る簡単で美味しい食べ方としては、ガーリックチップにする方法があります。

 

にんにくは、漬けるときと同じ処理をし、薄くスライス。
ごま油、またはオリーブオイルをフライパンにいれ、熱して、カリカリになるまで、弱火でゆっくりと揚げます。焦がさないように作るため少し時間かかりますが、美味しく食べるには時間を掛けて下さい。


出来上がったら、キッチンペーパーの上で、油をきる。
油も、チップも、それぞれ密閉容器で保存。(油もそのまま使えます)
出来上がった肉料理やラーメンやパスタやサラダ、そのまま食べても美味しいです。

 

にんにくの他にも、定期的に食べてもらいたい物として、
納豆(管理人は苦手)や山芋やオクラなどネバネバ食材・豆類・梅干し・小魚・海草など、昔から食べていた物にも目を向けて下さい。

直葬・天国への引越